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語源は心地良い音
ユーフォ二アム(Euphonium)はギリシャ語のeuphonia(心地良い音・よく響きわたる音)から来ています。辞書等には低音音域の金管楽器の一種として解説されてありますが、その音色はとてもきれいで、唇 を振動体として音を出す金管楽器の中で1番人間の男性の声に近い楽器と言われています。同じ音域では、弦楽器ではチェロ、金管楽器ではトロンボーン、木管楽器ではテナーサックスが挙げられます。
歴史は浅いが奥深く、そして将来性のある楽器
ユーフォ二アムは、金管楽器ですが、この金管楽器のもともと古い形態はアルプスホルンのような金属や木の管等でつくられた単純なものでした。それがヴァルブシステムの開発により金管楽器はヨーロッパを中心に急速に発展しました。19世紀の半ばにアドルフサックス(サックスの発明者)がソプラノからコントラバスに至るまでの金管楽器の種類、サクソルン族の金管楽器を発表し、そのうちの一つとしてユーフォ二アムが役目を担うこととなったのです。このようにユーフォ二アムは金管楽器の様々な開発や発明の中から生み出された楽器で歴史は古くありませんが、コンペンセイティング・システム等の新しい金管楽器の開発システムも取り入れられており、将来性のある楽器とも言えます。
演奏上の主な役目(コンサートで意識して聴いてください)
大牟田奏友会の演奏に限らず吹奏楽のコンサートの際にはぜひ次の点を頭に入れてユーフォ二アムの音をご堪能(?)ください。
1.主旋律(メロディ)
ユーフォ二アムは低音音域を受持つ金管楽器ですが、これがびっくりするほど主旋律(メロディ)を受け持って演奏しています。ある時はクラリネットやサックスの土台となって主旋律を浮き立たせたり、またある時はトランペットやトロンボーンを包み込む音色で主旋律を受け持ったり、時には金管楽器と木管楽器を結ぶ役目で主旋律を受け持ったり、様々なケースで主旋律(メロディ)を受け持っています。
2.対旋律(裏メロ)
1番よく分かるのが行進曲(マーチ)を演奏する際に出現(?)する音符の動きです。よ〜く耳をすまして聴いてください。メロディの裏でまるでメロディのような美しい(?)旋律を吹いています。この裏メロをユーフォ二アムが吹くことにより、音楽に奥行きが出きより一層の演奏効果が出てきます。
3.リズム&ハーモニー
演奏の土台となる部分のリズムをテューバと一緒に受け持ったり、またホルンやトロンボーン、そしてサックス等とサウンドを左右するハーモニーの柱を受け持ったりしています。
4.ソロ
ソロと言えばトランペットやトロンボーン、そしてサックスが挙げられますが、これが意外とユーフォ二アムに多いのです。優しい旋律等の場合にはまるで人間の声で語りかけるような音色が武器となるのです。また、オーケストラ等ではソロ楽器として頻繁に使用されます。
ユーフォ二アム奏者にありがちな行動とは?
1.演奏中楽器をよく動かす
なぜか楽器が動くのです!特に対旋律(裏メロ)を吹いている時には、まるで主旋律(メロディ)のような態度で、そしてまるで主役のように楽器を動かしてしまうのです。原因は色々あるかと思いますが、その一つとして楽器自体を左腕だけで抱きかかえている関係上どうしても体と密着してしまいます。それが原因でつい対旋律(裏メロ)があると吹こうという意識が先に立ち体が動くのかもしれません(私だけかな・・・)。
2.ビブラート
これは行動というより演奏上頻繁に使用している奏法≠ニ表現したほうが適切かもしれません。管楽器の奏法の一つとしてビブラートがありますがこの楽器奏者ほどビブラートを頻繁に使用している奏者はいないと思います。しかし、一歩間違えば単にビビって音が震えているビビラート≠ノなってしまいます。
3.カラオケでやたらとハモる
私だけなのかもしれませんが・・・。カラオケに行くとやたらとハモりたがるのもユーフォ二アム奏者のありがちな行動です。
4.楽器をよく知らない人に「楽器は何を吹いているんですか?」と質問されたときに説明が長くなる
楽器ををよく知らない人にこの質問をされたときほど説明に苦労することはありません。テューバの小さいやつ≠竍吹奏楽でよく使われる楽器=A通称ユーフォ%凵Xやっぱり説明に数分かかってしまいます。私達ユーフォ二アム奏者はもっともっとユーフォ二アムが音楽の世界で幅広く知られるように努めなければなりません。